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「『智天の神星龍』の、効果を発動!」

はじめに

はじめましての方が多いと思うのではじめまして。だし巻き玉子という者です。

 

luclfer2991.hatenablog.com

まず始めに、この記事はルーシーさん主催の「遊戯王紅白ブログ合戦2022」というイベントの参加記事です。

イベント概要は上記のリンクからルーシーさんのブログに飛んで確認してください。

ちなみに僕は紅組です。宜しければTwitterにて「いいね」のほど、お願いします。飛んで喜びます。

 

また、他の参加者の方も素敵な記事を書かれていらっしゃるので、皆様ぜひそちらの方も閲覧よろしくお願いします。

 

 

 

さて、僕自身久しぶりのブログなので、大好きなカードの1枚を紹介する記事にしようと思っております!

 

しかも、「紅白」にちなんで、今回は赤と白の部分を持つモンスターを紹介します!

 

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上の2枚はこれから紹介するカードのイラストの一部ですが、イラスト内に赤と白の両方が含まれてるでしょ?テーマにぴったり〜❕❗️

赤の方の画質が信じられないくらい粗いのは、仕様上仕方がなかったので許してください。

 

ということで早速本題に入っていきましょう!

 

本題

 

改めまして皆さん、このカードはご存知でしょうか。

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漢字で書いて「智天の神星龍」とあるカード名は、「セフィラ・トーラ・グラマトン」と読みます。

 

そのP効果はこんな感じ。

 

【Pスケール:青5/赤5】
「智天の神星龍」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。 デッキから「セフィラ」Pモンスター1体を選び、自分のエクストラデッキに表側表示で加え、 このカードのPスケールをターン終了時まで、そのPモンスターのPスケールと同じにする。

 

セフィラ初のP召喚制限がないスケールであり、実質サーチを兼ねているPスケール変更効果を有している、必須カードです。【セフィラ】の展開を支えるカードであり、見たことある人も多いのではないでしょうか。

 

あと、書いてる時にマスターデュエルで「エクシーズフェスティバル」という自滅RTAイベントが開催されていたわけですが、そこで禁止カード指定されていたことで知った方もいそうですね。

 

このカードの登場以前の「セフィラ」はいわゆる「端末世界」のストーリーのテーマをかき集めた、みたいなテーマであり、言わばストーリー考察のためだけのテーマでした。

しかし、このカードの登場により【セフィラ】は実用的なガチデッキへと進化したのです。

 

【セフィラ】は使った人も使われた人も少なくないと思いますし、タイトルの文章を聞くこと、そんなに珍しくないと思うんですよ。

 

でも、それってP効果を使う時ですよね?

 

みなさん、このカードのモンスター効果ってご存知ですか???

 

 

このカード、実は効果モンスターなので、モンスター効果があります。

しかし、もっぱらPゾーンに設置されるだけで、誰もその効果を使おうとしません。

 

現代遊戯王で使った/使われた方がいるなら教えて欲しいです。それくらいモンスターとして使われないカードだと思います。

 

僕が今回グラマトンの記事を書くことにしたのは、普段よりも閲覧してくださる方が増えるであろうこの機会に、大好きなカードの効果を認知してもらおうという理由です。

そのためだけに【セフィラ】というマイナーでもどメジャーでもない中途半端なテーマのキーカードを選出しました。

 

現代での活用法を解説する訳ではありません。完全に僕の自己満足です。明日から使えるムダ知識をあなたに。

 

では、遊戯王老害の私と一緒にその効果を見ていきましょう。こちらです!

 

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特殊召喚・ペンデュラム・効果モンスター
星11/地属性/岩石族/攻3450/守2950
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。 このカードがエクストラデッキに表側表示で存在し、 「セフィラ」モンスター3体以上を含む自分フィールドのモンスターを全てリリースした場合のみ特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功したターン、自分は通常のP召喚に加えて1度だけ、 自分メインフェイズに「セフィラ」モンスターをP召喚できる。
②:1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。 デッキから「セフィラ」モンスター1体を特殊召喚する。

 

新マスタールール以降から遊戯王を始めた方は「?????」という状態になっているかもしれませんね。

このテキストに隠されている違和感に気づきますでしょうか。

 

では、そのテキストを紐解いていきましょう。

 

このカードのテキストに書いてあることをまとめると、

(A)自身のSS条件

(B)P召喚に関する効果

(C)セフィラのリクルート効果

の3つに別れています。

 

まず、(C)の効果ですが、セフィラは複数テーマが属するので、この効果を使えば状況に応じたセフィラを呼び出すことができて、かなり強力です。

こんなにも強力な効果があるのにモンスターとして使われない理由、なんなんでしょうか。

 

 

ということで(A)、SS条件について。

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こういうことです。

 

 

【セフィラ】は見ての通りPテーマであり、展開力は豊富なのでこの条件は全然簡単です。効果を使い終えたセフィラモンスター達を高打点モンスターに切り替えられるのは強力。

セフィラはよく他のテーマと混ぜて構築されますが、セフィラ3体という条件さえ満たしていれば他にどんなモンスターがいてもグラマトンを出すことができるので純構築のこだわらなくてよいのもポイント。

 

ちなみに、グラマトンは初のPモンスターにしてP召喚不可のモンスターであり、特殊召喚モンスターなのでこの効果でしか場に出ることができません。

 

いいですか?

 

「智天の神星龍」は、自身の効果によるEXデッキからの特殊召喚でしか場に出ません。

 

覚えておいてくださいね。

 

ここで、(B)の効果を見てみましょう。

 

初のP召喚権を増やすモンスターとして登場したこのカード。斬新かつ唯一性の高い効果です。ですが、、、

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・・・

 

 

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こうなりますよね。

「手札からセフィラ出せばよくね?」という疑問も、「いやそれ1回目のP召喚でやればええやん」で終わりです。

 

現代遊戯王において、このカードをわざわざ出すメリット、全然ありません。

高打点が出るのは強力だと述べましたが、場のモンスター全部リリースされちゃうので、耐性もなければ制圧もできないデカいだけの置物の単騎特攻しかできません。

 

出します?こんなモンスター。

出さないですよね。

 

 

ちなみに、「リリースされないリンクモンスターが居たらマーカーの先に展開できるのでは?」ということを考える方もいると思いますが、「場にリリースできないモンスターがいるとこのカードは特殊召喚できない」という裁定が出ています。悲しいですね。

 

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新規リンクモンスターによる救済も見込めないモンスター効果を持つこのカード、【セフィラ】においてはP効果だけで採用確定なのですが、だからこそなぜモンスター効果が弱いのかという話になります。

こんな効果だとPゾーンの置物としか使われず、バニラの方がマシですよね。

 

しかしこのカード、登場初期ではちゃんとモンスターとしても使われていたんです。おじいちゃんに昔の話をさせてください。

 

 

 

「マスタールール3」

 

このカードが収録されたのは「マキシマム・クライシス」という、9期と呼ばれる時代の最後に登場したパックです。発売日は2017年1月14日。

 

当時はEXモンスターゾーンが存在せず、EXゾーンからのP召喚が無制限に行えた時代でした。

 

当然、グラマトンも(今で言う)メインモンスターゾーンに出てくるわけで、SS時にリリースしたモンスターを追加のP召喚によってもう一度呼び出すことが出来たのです。

 

しかも、同パックに収録された「セフィラの神意」がとても強力でした。

 

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サーチ効果と破壊耐性付与の役割を持つこのカードによって、グラマトンは当時環境にいた「真竜剣皇 マスターP」を殴り倒せる存在でした。

 

「マキシマム・クライシス」によって、実質的なサーチカードが2枚追加された【セフィラ】は爆発的な安定感を手に入れ、打点と展開力も兼ね備えたことで強デッキの一角として名を馳せることになります。

 

実際、身内環境とはいえ僕も【セフィラ】を使って友人の【真竜】に勝ち越すことができていました。

 

しかし、、、

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2017年3月25日より、遊戯王のルールが「マスタールール3」から「新マスタールール」へと変更されることが公式からアナウンスされました。

これによって大ペンデュラム時代の終焉が確定したことで事態は一変。【セフィラ】は大幅な弱体化を余儀なくされました。

彼らが掴んだ栄光はたった1、2ヶ月で崩れ去ったのです。

 

そして、P召喚のルールはそのまま新マスタールールから変わらず、今に至るというわけです。

 

 

おわりに

 

【セフィラ】はルール変更後に環境に届く力をもう一度手に入れることができましたが、グラマトンはずっとPゾーンからこちらを見ているだけです。

その打点もレベルも全く参照されません。どっちもテーマ内で一番大きい数字なのに。

 

こんなに勇ましい姿にもかかわらず、場に出ることが無い彼が背負う悲しみを、少しでも多くの方に理解していただければ、今回の紅白ブログ合戦に参加してよかったなと思います。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

また機会がありましたら当ブログを、そして「遊戯王紅白ブログ合戦」の紅組を、そしてそしてTwitterの「いいね」、よろしくお願いします!

 

 

 

 

それでは。

 

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