今魔王ノイドがアツいかも
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— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) 2020年3月15日
Vジャンプ5月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ5月特大号掲載記事:第13回 2020年4月1日(水)適用の「リミットレギュレーション」を公開!!
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発表されましたね。4月からのリミットレギュレーション。各々思うところはあると思いますが、ガチ勢の方々は「来期大会で握るデッキどうしよ、、、」ってなってると思うんですね。ドラグーンの主要パーツは全然死んでないので(制限止まり)、向こう3ヶ月の大会ではなんやかんやでアナコンダがドラグーンしてるんでしょうけど。
でも、「ドラグーンは高くて握れな〜い」とか「みんなと同じデッキだと面白くないよ〜」という方々に向けて、僕は「魔王ノイド」というテーマを推します。
「魔王ノイド」について
成立したのは10期、インフェルノイドが登場したのが9期と最近のことなので知っている人も多いかもしれませんが、知らない人のために念のため説明フェイズに入らせてください。
・「インフェルノイド」とは
インフェルノイドとは、ある一種類のモンスターを除いて全てが特殊召喚モンスターで構成されているテーマです。
それぞれのモンスターの特殊召喚条件は、星4以下のモンスターは1体、星5〜8のモンスターは2体、星9、10のモンスターは3体、手札または墓地からインフェルノイドモンスターを除外することです。ただし、特殊召喚の際に場のモンスターのレベルもしくはランクの値の合計が8を超えていてはいけません。
インフェルノイドはレベルによって共通した効果をもっています。4以下のモンスターは相手ターンに、5〜8のモンスターはどちらのターンでも、フリーチェーンで自分のモンスターを1体リリースすることで、墓地のカードを除外することができます。
最上級のインフェルノイドらはこの共通効果を持っていませんが、モンスター1体をリリースすることで発動できる強力な制圧効果を持っています。下に画像を貼るので、よろしければ各自お読みください。
インフェルノイドをまとめると、こんな感じになります。
また、インフェルノイドはそれぞれ固有の効果を持っているのですが、それをすべて書いてしまうとこのブログの長さがとんでもないことになりかねないので、各自調べていただけると助かります。
そして、唯一の特殊召喚モンスターでない例外、「インフェルノイド・デカトロン」
見てもらえばわかる通り、デッキのインフェルノイドを墓地に送って効果をコピーすることができます。「魔王ノイド」では、このカードがキーカードとなります。
そして、インフェルノイド専用の魔法・罠カードの名前には全て「煉獄」という言葉が含まれており、その内の1枚「煉獄の狂宴」が魔王ノイドのキーパーツとなります。
・「魔王ノイド」とは
本題ですね。魔王ノイドというデッキは、先程紹介したインフェルノイドの共通効果と「暗黒世界-シャドウ・ディストピアー」を組み合わせることで、フリーチェーンで相手のモンスターをコストでリリースして除去するという、ほとんどの耐性をすり抜けた妨害を挟みながら戦うデッキです。
「魔王」という名称は、シャドウディストピアーが収録されているストラクの看板(もしくはストラクそのものも)から来ています。
基本的な展開は、
①何とかしてシャドウディストピアーを貼る
②何とかして「煉獄」魔法罠と狂宴を揃える
③狂宴をセットしてターンエンド
これだけです。複雑な動きはしません。
相手のドローフェイズもしくはスタンバイフェイズに狂宴を発動した最終盤面はこんな感じ。
「セフィラ」や「エンディミオン」程では無いにしろ、結構強力な制圧ができるというのはわかっていただけたでしょうか。しかもその2つのデッキと比べて展開方法はそう難しくありません。
デッキについての説明はこれで終わりです。
なぜ今、魔王ノイドを推すのか
それでは、魔王ノイドを推す理由を説明していきます。
1.今回の制限改訂による弱体化がほとんどない
個人の構築にもよるんですけど、一般的に魔王ノイドに入るとされるようなカードは今回一切規制されませんでした。自身が弱体化せずに周りが弱体化するということは、相対的に強化されているということです。
2.あんまり(環境で)使ってる人がいない
「みんなと同じデッキだと面白くないよ〜」という人向けの理由ですね。はっきり言って現環境で使ってる人はあんまりいません。他人があんまり使ってないデッキを握る、それだけでなんかオシャレな感じしませんか?
もちろんオシャレとか以外にもちゃんとした理由はあります。使用率が低いということは、それだけ対策がされにくいということです。最近のデッキは構築の時点で相手を想定するので、想定外の相手からの攻撃は対処しづらいものです。
3.強い
「でも、みんなが使ってないってことは普通にデッキパワーが足りてないんじゃない?」という疑問を持つ人もいますよね。
そこで、このグラフを見てください。
よく見るCS入賞デッキの分布図ですね。それの最新のものです。
圧倒的入賞率を誇るオルフェゴールに目がいきそうですが、円グラフの上の方を見ていただけますか。
「インフェルノイド」が入賞してるんですよね。0.6%ですけど。今の環境で入賞するデッキパワー自体はあるんです。なので、強さに関して心配する必要はありません。
4.EXゾーンに関するルール変更による変化が少ない
10期から遊戯王を始めた人は、これからの遊戯王のエクストラデッキからの展開が全然わからないと思います。覚えてしまった方がこれから先もっと強いデッキを握りやすくはなりますが、慣れる前は大会で勝てるようになるのは難しいと思います。
そこで、元々エクストラデッキをそんなに使わない、もしくはリンク召喚主体のデッキを使うことで、新ルールにまだ慣れていない時でも今まで通りの遊戯王ができます。
魔王ノイドは、時々リンク召喚をすることもありますが、基本的にはインフェルノイドのみで戦うデッキです。そういった理由でも、このデッキはオススメです。
5.デッキタイプを変更できる
「芝刈りノイド」というデッキをご存知でしょうか。60枚構築で「隣の芝刈り」「名推理」「モンスターゲート」を使って豪快に墓地肥やしをすることでインフェルノイドを展開していく、かつて環境入りしたこともあるデッキです。
現在、魔王ノイドは40枚構築にするのが一般的ですが、60枚にして芝刈りと組み合わせることも可能です。その場合初動が少し不安定になってしまいますが、先行制圧できなかった場合のサブプランを取りやすくなります。僕自身は芝刈り魔王ノイドを使っていますが、事故率はそんなに高くなく、普通に強いデッキとして楽しんでいます。
デッキを40枚にするか60枚にするか、プレイヤーの好みで選ぶことができるのも魅力です。
6.安い
「ドラグーンは高くて握れな〜い」という人向けの理由ですね。今の遊戯王は大会で入賞してるデッキは総じてそんなに高くないんですけど、インフェルノイドであればもっと値段を抑えることができます。
7.新ルールによって制圧が加速する(かも)
ルール改訂に伴う変更 | おしらせ | 遊戯王OCG デュエルモンスターズ
僕が今魔王ノイドを推す一番の理由です。この新ルールの一部がインフェルノイドの共通効果に追い風なんです。そのルールとは
一番話題となったこのルールのことです。
「墓地に送られた」時に発動する効果を持つモンスターを、リンク素材にされる前に墓地へ送り、そのまま除外することができます。
すると、そのモンスターは発動条件を満たさなくなります。
これで、リリス(をコピーしたデカトロン)の効果を使わずとも、そういったモンスターの効果を無効にできるようになりました。
最後に
以上が僕の魔王ノイドを勧める理由です。 いいデッキだということが伝わりましたでしょうか。伝わっていれば幸いです。
サンプルデッキレシピを載せておきます。
エクストラデッキの関してですが、自由度がかなり高いです。好みのカードで構成してください。オススメはトロイメアなどの素材にするモンスターに制限のないリンクモンスターです。リンクマーカーーはあまり使わないので気にしなくていいです。
では、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。次があればよろしくお願いします。