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有名な話ですが、英語の undead をカタカナで書くと「アンデット」ではなく「アンデッド」となります。

 

 


2018年9月に発売されたストラクチャーデッキRアンデットワールド。その看板モンスター特典カードのうちの1枚、「死霊王ドーハスーラ」がストラクのカードにしては強すぎると話題になり、知っている人も多いと思います。

 

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 ちなみに、ネタにされがちな(たった今僕もネタにした)真の看板、「真紅眼の不屍竜」は、アンデット族デッキだと普通に強力なモンスターです。ただ、ドーハスーラが強すぎました。

 

 

 

僕はアンデット族が遊戯王の種族の中で1番好きなので、迷わずこのストラクを3箱買いし、3箱構築+αでデッキを組み、結構愛用していました。

 

レシピはこんな感じ。

 

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この記事で紹介されてないカードでわからないものは自分で調べていただきたいです。このデッキを見せて1番言われるであろうことは、「ドーハスーラ3枚いる?」なんですが、このデッキかなりドーハスーラに頼ってるところがあるのと、他に積みたいカードがそんなに無いのでこれで回してました。

 

しかし、正直2枚でもいいかもしれないと思っていたところもありましら。そんなところにこんな新規が登場しました。

 

本日発売のイグニッションアサルト収録、「ジャック・ア・ボーラン」

 

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このカードは結構強いと思ってて。今日はその辺と、参考までにこのデッキについて語りたいと思ってます。

 

 

 

 

 

そもそものこのデッキの動き方

ジャック・ア・ボーランのことを語る前に、このデッキがどんな動きをするかを解説させてください。

 

このデッキには一応「初動」というものが存在しまして、その初動に必要なカードは、基本的に「デッキからモンスターを墓地に送るカード」と「アンデットワールドにアクセスできる魔法」の2枚。

 

それぞれこのデッキで該当しているカードは以下の通り。

 

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「屍界のバンシー」の存在により、「おろかな埋葬」はこのデッキでは初手に必要なカードのどちらにもなり得るので超重要カードです。KONAMIさん僕だけこのカード3枚積んでもいいですか。

 

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「不知火の隠者」もいるので、デッキからモンスターを墓地に送るカードは実質計11枚。よほど事故らない限り引けます。逆に、アンデットワールドにアクセスできる魔法は実質5枚なので、期待値が低め。デッキに応えてもらってください。

 

例えば初手に牛頭鬼とアンデットワールドが揃っていた時の初動はこんな感じ

 

①牛頭鬼召喚、そのまま効果発動で「ゾンビキャリア」を墓地へ

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②手札1枚をデッキトップに置いて、ゾンビキャリア自己蘇生

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③牛頭鬼とゾンビキャリアで「水晶機巧ーハリファイバー」をリンク召喚、ハリファイバー効果で「グローアップ・ブルーム」をリクルート

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④⑤の手順に入る前に、アンデットワールドを発動(①〜④の好きなタイミングで)。

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⑤ブルームを素材に「リンクリボー」リンク召喚。

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⑥墓地に送られたブルーム効果で「死霊王 ドーハスーラ」リクルート

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⑦ドーハスーラとハリファイバーで「ヴァンパイア・サッカー」リンク召喚。

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これで相手のスタンバイフェイズにドーハスーラが蘇生し、サッカーの効果で1ドローがおまけで付いてきます。着実にアドが取れるのでまあまあ強いです。D.D.クロウや墓穴の指名者のことは考えないようにしましょう。

 

この盤面を先攻1ターン目に作って、あとはアンデット族特有の展開力や粘りを活かして勝ちたいデッキです。ドーハスーラでなかなかの制圧ができるのでまあまあ戦えます。

 

ちなみに、違う引き方をすれば動き方は変わりますし、隠者を引いた場合は確実に墓地にアンデットが1体存在するので、ユニゾンビをリクルートしてそのまま牛頭鬼を落とせば手札から好きなアンデットを出せます。この動き、下手したら上振れ盤面を作ることができます。

 

いつも通りの動きでも、手札は3枚余るので、引き次第ではツイツイや超融合を構えてターンを渡せます。悪くない盤面でターンを渡すことも多いです。

 

ただ、この動きをして強いのは先攻なんですよね。後攻の場合、一旦⑥の所まで動いてから殴れるだけ殴って、⑦の盤面にしてターンを回すっていうのが今までの動き方でした。ただ、今回の新規アンデットを入れれば、後攻での動き方がかなり上振れする可能性があります。

 

 

 

 

 

 「ジャック・ア・ボーラン」でできること

 

例えば後攻を取った時、「ドーハスーラじゃこの盤面突破できない、、、」ってことはしばしばあります。そんな時、相手の墓地に強いモンスターが眠っていれば、、、?

 

死者蘇生を引いてるならそれでパクればいいんですけど、制限カードを初手に引くのはかなり難かしい。そこで、ブルームからリクルートするのをボーランに変更すれば、そのまま相手の墓地に眠る強力モンスターを呼び出せます。

 

ここで、ボーランでパクる前にハリファイバーとリンクリボーでサッカーをリンク召喚しておけば1ドローできます。強いモンスターを呼び出しながら1ドロー、強くないですか?

 

 

 

 

 

 

全部相手依存なんですけどね。しかも相手メインフェイズにしかパクる効果使えないし。

 

ボーランのメインの使い方はこんな感じにはならないと思います。

 

 

 

 

「ジャック・ア・ボーラン」でできる本当のこと 

 

今紹介した動きをすることはまあまあ多くなるとは思うんですけど、ボーランの強みはもっと他にあります。

 

まず、手札のアンデットを捨てて自己SSできるのが本当に強いです。アンデット族は墓地に送ってこそ真価を発揮するカードが多いのは周知の事実だと思います。馬頭鬼が筆頭でしょう。バンシーを落としてアンデットワールドにアクセスもできますね。その辺のカードって素引きすると腐ることが多いです。ユニゾンビしかりゾンビマスターしかり、手札のアンデットを落とせるのはとても優秀なんです。

 

そして、召喚権を切らずに場に出せるのもいい感じ。ボーランSS後にチューナーを召喚すればそのままハリファイバーまでいけます。こんな緩い条件でSSできるアンデットは実はボーランくらいです。そういう意味で、このカードは先攻でも役立つことが多いです。

 

そして、さっきからずっと「パクる効果」と言っている効果、普通にフリチェで自分のアンデットを蘇生することもできます。正直フリチェで出てきて強いアンデットは炎神不知火くらいしかいませんけど。

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墓地のシンクロモンスターはアンデットワールドがある限りみんなアンデット族なので、その場に応じて強力なシンクロモンスターを蘇生して、相手への牽制もできます。

 

あと、ボーランで蘇生させたモンスターは場を離れると除外されます。自分のカードだとデメリットなんですけど、相手のカードだと墓地利用を封じられるのでこれもまた強い。

 

あと、レベルが7。ブルームとシンクロすればサベージに、ユニゾンビとシンクロすれば炎神になれます。こういうのも結構大事。

 

 

結論

 

「ジャック・ア・ボーラン」は強いです。アンデット使いなら言われなくてもわかるとは思いますけどね。

 

ドーハスーラを2枚にして空いた枠に、とでも思っていましたが、このカードは2、3枚積んでも十分仕事をしてくれそうなカードです。その辺はボーランを手に入れてから調整したいと思います。

 

ちなみに、エクストラデッキに入ってるパット見ゴミの「時械神祖ヴルガータ」、使ってみると分かりますがアンデットとめっちゃ相性いいです。その辺について語るとただでさえ長いこのブログが大変なことになるのでまた別の機会に。

 

というわけで、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次があればまたよろしくお願いします。

 

台風19号、くれぐれも皆さまお気をつけください。無理してパックを買いに行くことの無いよう。

 

それでは。